XS650 Dragracer
チョッパーにドラッグマシーンの要素を取り入れて製作したXS650sp。
このマシーンの一番のポイントはリアタイヤが170!
このクラスのバイクにしては170/60-17のサイズは太いです。
タイヤの真上にくるフェンダーは市販のパーツのようなエンドは跳ね上がり
サイドは丸めたプレス処理製作フェンダーではなく
あえてサイド・エンドともに切りっぱなしのフェンダーでレーシーな雰囲気で。
シートは加速したときにホールドできるように後方はフェンダーのラインに合わせ跳ね上げて製作。
チョッパー要素もありますのでコブラシートのイメージでもあり
レーシーな感じの艶ありブラックのタックロールで仕上げました。
タンクも細身のアンブオリジナルタンク。
カラーは深みのあるキャンディーレッドで。
膨張色でない色だから、色でもスリムさを強調し2気筒エンジンもさらに際立ちます。
運転の左右を決めますハンドルは写真のようなゆるいアールでハンドル幅もあまり広くなく、
コントロール性も良く、人間が跨った時・バイク単体でのバイク全体のバランスも崩さないこのハンドルを選択。
ブレーキ・クラッチレバーは軽量・見た目を考えてドリルド仕上げ。
メーターは見やすく角度をつけて取り付けました。
フロントタイヤもコントロール性のいいリアにあわせた17インチです。
フロントブレーキはXS650の車重を考えダブルディスクで。
ダブルにした時にありがちな、ブレーキが効きすぎということのないようにシングルピストンのキャリパーのダブルです。
タンクからシートにかけて流れるラインはサス受け位置変更でサスペンションの角度をつけて
フレームからのラインを綺麗に仕上げることでできたラインです。
車高に関しては、ローダウンサスペンションでローダウンしているのに
サス位置変更でさらにローダウンできるように製作しました。
そのフレーム加工でできたラインにあわせほどよくカチ上がったマフラー・エキパイ。
肉厚のステンレスで製作していますのでこのバイクに合った低くてとても気持ちに良い音になっています。
クランクケースは軽量・機能性を踏まえてドリルド!ドリルドの穴から覗くスプロケット・チェーンが回転する様は
とても機械的でメカニカルなこのバイクにとても合っています。
クランクのドリルドにあわせてペダル・ステップもドリルドで仕上げました。
チェーンカバーもドリルド仕上げ。サイズは必要最低限で製作しましたので
とても小さくさりげなく取り付いています。
右ステップ・ブレーキペダルもドリルド仕上げです。
吸気系はメンテナンス・見た目の迫力・吸気効率を考えK&N。
リアブレーキもフロントと同じ考えで効きすぎを考慮しブレンボのカニ型。
ローダウンチョッパーですから峠など走りにくいですが
でも峠などを走る事を考えて選択したパーツばかりです。
少し走りにくいこのバイクで峠などを速く走るのは
とてもカッコ良いのではないでしょうか。
攻めれる攻撃的なチョッパーで乗ってほしい1台です。